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2012年9月21日金曜日

iOS6にしてみて

19日未明にiPhone5に先駆けてiOS6が既存のiOSデバイス向けにリリースされましたね。色んな方が指摘する通り、マップはかなり酷いできです。3D表示などほのかに未来を感じさせる部分があるようですが…。

さて地図に思うことをちょっと書いておこうと思います。一応地図データなので道の繋がり方等は正確ではあるのですが、ただ繋がり方が正しいだけの見やすさやその場の再現度が低い「説明下手な人が描く地図」に成り下がっていると言わざるを得ない所です。

iOS6のマップ。確かにこうなんだけど…
一応デザインでご飯を食べているので、地図は良く描かされるのです。今はGoogleマップを見ればその周辺が手に取るようにわかるので、地図おこしにも苦労はしないのですが、Googleマップがない頃は、地図の原稿はクライアントの方が簡単に描いた地図だったりすることがほとんどでした。

頂いた地図は「それなりに正しい」のです。ただそれは道が同繋がっているのか…というポイントだけで、「道」としての特徴をとらえていない事がほとんどです。

私が地図をデザインする上で気をつけるポイントは道の太さだったりします。
建物のシルエットを入れて目印にすることも分かりやすさには繋がるとは思いますが、これはよく変わるポイントなのであまり重要視していません。

案内用の地図は別に正確な角度とかは必要はありません。もちろん程度ってのはありますけど。実際の十字路でちゃんと直角に交わっていなくても、デザインされた地図では、直角に「整形」してあげることは多いですしね。

道のつながりは角度よりも道の太さを明確にしてあげることのほうがよっぽど見やすい地図になると思います。

このスクリーンショットでは全部が同じ太さの道です。でも、実際の道は画面下から左へ抜けていく道路は2車線で普通の車道です。右から2車線の車道に繋がっている道は2車線の車道よりも細いのです。さらに上へと抜けていく道はそれよりも細い道です。

繋がり方が正しくても、現地に立ったときにどういう道に居るのかが正しいのかが分からなくなります。実際、知らない土地で地図を片手に訪ね歩く場合、大きな道の○○本目の細い道を右へ…などそういう指標で探し当てると思います。iOSの地図の様に同じ太さのままだと、同じ太さの道を探してしまいます。

このiOSのマップで自分の家の周囲を見て、全く分かりませんでした。まさか何十年も暮らしてきた界隈の地図を見て、何処が自分の家なのかが分からないとは思いませんでした。

ベクターベースの地図データと言うことで細かい道の太さなどはないのかも知れません。しかし、これでは「説明下手な人が描いた地図」のままです。

と…リリース直後ということもあって不具合はてんこ盛りなのだとは思いますが、iPhone5からiOSに触れる人にとってこのマップアプリはとてもマイナスイメージをうえつけてしまうことになりかねません…。早急に改善を求めたい所ですね。

あ、なんか長くなっちゃったので手短に。
以前の記事でも紹介させていただいた「超A&G+i」のアプリですが、iOS6で動画と音声の同期が取れていない感じがします。この辺はアップデート待ちでしょうか・・・。



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